レーシングドライバー 咲川めり 公式サイト

サポート|目標に見合った覚悟

ごあいさつ

レーシングドライバーの、咲川めりです。

私は、幼い頃から女の子としては珍しいクルマ好きでした。ちょっと変わったタイプだったのかもしれません。
ただクルマへの漠然とした憧れはありましたが、実際に免許を取ってクルマを購入してからしばらくするまで、モータースポーツへの興味はそれほどありませんでした。学生時代からモデル、キャンペーンガールとしてクルマ関連の仕事をするようになり、モータースポーツとの距離が少し縮まったのかもしれません。

実は10年前、初めてクルマを購入した数ヶ月後、大きな事故を起こしてしまいました。命を落としても不思議ではないものでしたが、これが私にとって大きな転機だったと思います。
私には愛車がボロボロになりながら、自分を守ってくれたように思えてなりませんでした。結果としてクルマへの愛着は、以前よりむしろ強くなりました。そして、二度とそんな事故を起こさないように、愛車を傷付けないで済むように、自分自身のドライビングスキルを向上させなくては、と強く意識するようになったのです。
それと同時に、大切にしていた愛車を失ってから、クルマにかかわる仕事ができるようになりたいと、心から思うようにもなりました。自分の愛車と一緒に、誌面や映像等のメディアに掲載してもらい具体的な形で残すこと、それが私の進む道だと感じたのです。

それからはまず運転がうまくなるためにと考え、ドリフトを選択しました。2004年の事です。ドリフトに詳しい人が周囲にいない中、一人でサーキットへ行き、すべてをゼロからのスタートで学んできました。
走行を重ねていくうちに、努力の成果がはっきり出る大会や競技に興味を持つようになり、翌2005年からドリフトの大会に参加。2006年と2007年には日本最大級の女性限定ドリフト大会「女王決定戦」で、2年連続優勝をすることができました。試行錯誤しながら努力して物事を成し遂げる、成果を残すという達成感を初めて心から知りました。

2009年には更に新しいチャレンジをしていくためにグリップレースへ転身し「NISSAN マーチカップ東日本シリーズ」に年間フル参戦しました。レースもドリフトも同様に一個人での参加だったため資金はとても少なく、マシンレベルは周囲に較べてとても低い状況ではありましたが、それでも取り組み方や考え方、高い集中力や強い気持ちでなんとかカバーしながら努力をしてきました。結果、参戦初年度ながら「2009年東西統一NISSAN マーチカップレディースシリーズチャンピオン」を獲得することができました。

そして2011年、私はさらに新しいステージとして「スーパー耐久シリーズ」への参戦を決めました。
ドリフトからレースへ転身し活躍している女性ドライバーはまだ誰もいません。しかし私は「女性だから無理ということはない」と考えています。確かに男性以上の努力は必要かと思いますが、それに向かい合えば必ず実現できるものと信じています。

レースを続けるだけでも難しい時代ですが、私はドリフトを始めて以来、そのモータースポーツ人生に仕事の収入や貯金のすべてを費やしてきました。グリップレース転身後はそれだけでは足りず、お金を借りてまで必死で戦ってきました。スーパー耐久参戦決定まで具体的なレース活動ができなかったのも、やはり資金不足が要因です。

つきましては、皆様からの応援資金を集めたくお願いする次第です。今回はさらに高いレベルのカテゴリーへのチャレンジのため、多額の費用が必要となっています。どうか、「咲川めり」のスーパー耐久シリーズ参戦への情熱をご理解いただき、ご支援ご協力を頂きたいと思います。

2012年2月 咲川 めり

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